今更!?
って思った!?私もです!!!
いや~~~~~~ついさっきクリアしたんだけどこれほんっとね~~~よかった…よかった…
何でもっと早くクリアしておかなかったのかと後悔しきり。
検事1が★★☆☆☆で、2が★★★★☆で、トータルでいくと★3.5ってところかな。でもおまけで4つ付けちゃう!
以下ダラダラと長い話+ネタバレありなのでたたみます。ダラダラかいてたらめちゃくちゃ長くなった!!お覚悟!
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逆転シリーズは裁判2が出た辺りからのお付き合いで、なんて面白いゲームなんだろう!
テーマも斬新だしゲームシステムも話もキャラもよく出来てる!ってそれはもう手放しで褒めちぎりたくなるくらい好きでした。
特に1~3(+蘇る逆転)の出来がシリーズとして素晴らしくて、あそこで完結してたら神ゲームになってただろうなーと。
つまり、私も4で多くのファン同様がっくり来たわけです。とってもとっても期待して楽しみにしてた分特に反動がすごかった。
確かにシリーズを重ねていくにつれてそれは無理じゃない…!?って思うゲームシステムやストーリーもあるにはあった。
(個人的に逆転サーカスのオチは未だに納得いかない^^^)
それを思えば4の「みぬく」もまだ許容範囲だったかもしれない。でもねー、やっぱりねー、ナルホドくんがああなってしまったのが辛くて。
更には新主人公のオドロキくんがほぼ空気で結局これ主人公ナルホドくんじゃん…なんでオドロキくん出したん…って首を傾げたくなる内容で。内部の事情もあったようですが、それでも、もう少しどうにかしようがあったんじゃない?って言わざるをえない出来だったと思う。
それから数年後に出たスピンオフの逆転検事、もう逆裁シリーズは終わりかな~と思ってたところに来たから嬉しかったし期待を込めて買いました。が、これがダメだった。逆裁ゲームは発売日に買ってそれから寝食を忘れる勢いでいっきにクリアして、もう一周、二周とするのがいつもの遊び方だったのに初めて途中で手が止まってしまった。(4ですら2周したのに)
それまでの探偵パート→法廷パートという枠組みを外れて、よくある探偵ゲームっぽくなってしまったことと、テンポの悪さ、シナリオの長さ。そして長いくせに一本道のゲームシステム。
更に言うと当時はミクモちゃんの見た目がどうしても気に入らなくて。4はみぬきちゃんの可愛さでがんばれた所もあったけど。
そんなこんなで初めて積んでしまった逆裁シリーズでした。
逆裁4→逆転検事と個人的に期待を裏切られて、あ~もう私が好きだった逆転シリーズはなくなってしまったんだなあと思って、検事2が出た時も買わなかった。まあでも、面白かったよ~と友人が2を貸してくれたので、いつかやろう、いつかやろうと…思いつつ4年?の時が…
それがふとしたきっかけで、昨年、もっかいやろうかな~って手にしたわけです。
そんで数年ぶりに遊んだ逆転検事。これ、やっぱり苦痛でした。ミクモちゃんは可愛いなと思えるようになったけど、上述した印象は数年経っても同じで。特に最終話の引っ張りすぎ感・あっちこっち行かされ感・回りくどさ・この辺はほんと苦行だったー。キャラも渋めのキャラが多くて華々しさに欠けた。逆裁シリーズの大きな魅力の1つが多彩なキャラクターだと思ってるので、ここでもいまいちテンション上がらず…
それでもなんとかかんとかクリアして、検事2に着手して。(借りてるから返さないといけないからね!)
で、ぶっちゃけると2も4話まではほとんどそれまでの印象と同じでした。
とにかく話が長くてテンポ悪くてダレる!!これはもうどうしようもないから好みの問題だけど。
逆裁はテンポがよい所も気に入ってたので、既存作はちょっとボリューム感足りないな~と思うこともあったけど、逆はこんなに苦痛なのかと。
それでも、1と違っておっ?と思ったのが、(まあこれも好みの問題だけど)キャラクターの多彩さ。
信楽さんはほんといいキャラだな~と思ったし、水鏡+一柳コンビもいい感じに逆裁のキャラ感があった(ロウ&シーナは何か、お客様感あったんだよなー)そしてとにかく過去キャラのバーゲンセール。検事でもそれを感じたけど、2のそれは圧倒的だった。山野星雄が出てくるなんて誰が思うかよ!笑
このへんは過去キャラに縋らないとダメなのかなと思いもしたけど今は違う感想なので、それは後述します。
あと今までよくわからなかった御剣の内面がちょいちょい漏れ出てて、ん!?ってなった。
言わずもがな御剣はずーっとサブキャラで、3で一時プレイキャラになったけどそれもほんの一部だし、いまいち何を考えてるかわかんないところが多かった。
それが今回は信楽さんが出てきて、弁護士の道を選ぶか検事の道を選ぶかという選択を迫られたこともあって、自分のあり方を振り返った時に自分の中に無視できない存在としてナルホドくんがいることを自覚する場面が多々あって。
わー、そうだったんだ!!御剣の中でこんなにナルホドくんが大きい存在になってるんだ!!って分かったことが嬉しかったしぶっちゃけ萌えた!!
幼なじみでライバルといいつつもどうしてもナルホドくんが御剣を追いかけてる感が自分の中で否めなくて、対等な関係が好きなもので今まであまりピンと来なかったけど、ついにピンと来てしまった。
そしてこの萌えパワーだけでなんとかクリアしよ~…と思ったら5話でノックアウトされた。これが、本当に、久々に、逆転だ!!って思わされる出来だった。
色々と材料が出てきて推理を組み立てた時に真犯人が見えた瞬間、わーーってそれまで散りばめられてたピースが一気に繋がったのと、各キャラに今まで見え隠れしていた「親子の絆」が浮き出てきて、それは哀しいものだったり美しいものだったり厳しいものだったりするけど、それぞれがちゃんと個性的に立ってて、唯一救いがなく見えた真犯人にも最後少し救いの光が見えて。涙なしにはプレイ出来なかった。特に弓彦くんに対する見方は5話で180度転換したなあ。思い出しただけで涙腺が緩む…ウッウッ
終盤の、勢いよく波に乗った進み方もそれまでかったる~って思いつつやってた分スカッとしました。ただ後編あと一章あると思ってたwwwすっかり検事のやり方に慣らされてた…^^
そんで、エンディングのスタッフロールと各キャラの顛末を見つつ、思ったこと。
そういえば逆転検事シリーズってタクシューの手を離れた初めての逆転シリーズ、だったよね?確か。
4で大コケくらってなのかどうなのか詳しいことは知らないけど、正統ナンバリングが出せない中御剣人気にあやかって出たスピンオフ作品ってイメージを持ってて、1をプレイした時はまあ…面白いかと言われれば面白くなくはないけどやっぱりこの程度なのか~っていう印象で。
でも、2は何というか作り手側の「逆転シリーズをもう一度蘇らせたい、終わらせたくない」っていう意気込みがひしひしと伝わってきたし、それがちゃんとゲーム内容にも反映されてるように感じた。
過去キャラのバーゲンセールなのもその辺関係あるんじゃないかな~って。リサイクルっちゃリサイクルだけど、多分「逆転シリーズとしての面白さは何か」って原点に戻って何度も何度も過去作をやって考えた結果こうなったんじゃないのかな~って勝手な想像だけど。
リサイクルなんだけど、そこにはとりあえず出しとけ!という取ってつけたような感じはなく、過去作へのリスペクトと愛がふんだんに織り交ぜられているなあと思ったのです。
その結果「らしさ」を取り戻せたのが今作だったんじゃないかと!4年?の月日を経てやっと!気付きました!惚れ直した!
というわけでさっそく5も買ってきたので続けてプレイしようと思います。
ただひとつ、惜しむらくはこの本気を検事1の時に見せてくれていればなあということ。あそこで見限った人も多かったんじゃないかな…
それだけが残念だなあ。私みたいな過去作ファンにこそ検事2は遊んでもらいたいゲームだなと思いました。
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お腐れ目線でいうと未プレイだけど色々なことを経験して扶養家族も出来て肩の力が抜けて弁護士として復活したナルホドくんと、検事という道を極めると決意した結果検事局長になった御剣のことを思うだけでホワーとなります。ダメダメあんまり期待したら…( ˘ω˘ )フゥー34歳…コブ付き×眼鏡局長…( ˘ω˘ )フゥー